2018.12.08
<心理学> 4つの帰属過程

 4つの帰属過程(ハイダー)

 人間には原因を探し求める傾向がある。
 ①能力,②努力,③難易度,④運

 成功した人は①②に原因を求め、失敗した人は③④に原因を求める。
 成功した人を誉めるときは、①「才能があるねえ」、②「よく頑張ったねえ」が良い。
 失敗した人を慰めるときは、③「難しかったからねえ」、④「運が悪かったんだよ」が良い。

*ハイダー;心理学者

参考図書;岡崎博之:使える!悪用禁止の心理学テクニック:宝島社文庫,2008.

2018.12.05
<癒し> 相対的幸福

 相対的幸福は、その相対性ゆえに、決して満足されることはない。
 他人を基準にした勝ち負けの概念では、誰かに勝ったとしても別の誰かに負けている。心の休まる時はない。心の安らがない幸福はない。
 キリスト、お釈迦様、ソクラテスは人類最初にして最大の負け組みである。

参考図書;池田晶子:勝っても負けても 41歳からの哲学:新潮社,2005.

 ナポレオンでも,アレキサンダーでも勝って満足したものは一人もいない。

参考図書;夏目漱石:吾輩は猫である:岩波文庫.

2018.12.03
<自己啓発> 平櫛田中

 「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」
 「今やらねばいつできる。わしがやらねばだれがやる」
 「六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは百から百から、わしも、これからこれから」

 これは、平櫛田中、98歳のときの言葉です。
 数々の名作を生み出し、文化勲章を受章した彫刻家、平櫛田中は、あるとき、50年分の木彫用の木材をまとめ買いして庭に積み上げました。そして黙々と彫り続けたのです。50年分の木材を購入したとき、平櫛田中さんは何歳だったと思いますか?
 100歳です。100歳のとき、「この先50年はやるぜ」と思っていたのです。
 また、600万円出して、木彫りの材料となるクスノキを3本買い込んでいます。10年乾燥させないと使えないクスノキを、100歳を超えてから、600万円出して買っているのです。

 平櫛田中の、この圧倒的なエネルギーを生み出していた源は朝にありました。毎日朝から木彫り用のノミをふるい一心不乱に彫ったそうです。家族の証言によると、彼は早起きで、なんと午前2時に起きて本を読んでいたそうです。朝6時には着物を着て朝食。庭での30分間の散歩。就寝は午後9時だったそうです。

*平櫛田中(ひらぐしでんちゅう);1872~1979.彫刻家、東京国立劇場の「鏡獅子」
引用図書;ひすいこたろう:朝にキク言葉:サンマーク出版,2011.

2018.12.01
<カウンセリング> 現代人の不思議

 「発病もせず現在の世の中にしっかりと適応している人を見ると,不思議に思えてならない」(つげ義春)

 だから僕は、企業から学校まで含めて今のこのゆがんだ社会に適応して、ものすごく営業成績を上げたり、成績を伸ばしていく人の方が、ある意味で異常だと思います。だからニートとか引きこもりの人たちというのは、むしろそういうことに抵抗している、警告を発しているのかもしれない。社会的にはそういう意味があると思います。
 しかしやっぱり、そういう人たちの話を聞いていってみると、自分自身を支えるもの、自我を確立していない。
 自我が確立して初めて、青年期あるいは中年期を通じて自己を確立していく。それは自分自身が自分の人生を生きてきた意味や、自分しかできない仕事を見出していくプロセスです。自分とはどんな人間なのかという、個性化ですね。それが自分自身の中の大きな支えになっているわけですね。それが中年期までなんです。

*つげ義春;漫画家

引用図書;中井吉英:いのちの医療 心療内科医が伝えたいこと:東方出版,2007.

2018.11.28
<自己啓発> 長嶋のサービス精神

野村克也「空振りした瞬間からむしろスピードを増し大きく振って見せた。頭に会わないヘルメットでなければ、あんなに見事に脱げ落ちたりはしない」

長嶋「ほんとうです。投手というのは、打者に思い切って振られるといやなものらしいんですよ」

 打率をよくするためには、相手のピッチャーの最高の球威の球、決め球を避けるのが常識である。だが長嶋は、その決め球めがけ砕きにかかった。

引用図書;城山三郎:屈託なく生きる:講談社,1988.

2018.11.26
<自己啓発> 自律神経

 「まず梅干を見てごらんなさい。見ているだけでつばがでてくるでしょう。次に実物の梅干を見ないで、頭の中で梅干のイメージを作ってください。それでもつばが出ますね。ということは、自律神経というのは思ったとおりにはたらく特徴があります」。

 太っている人が無意識に食事の時に言っている口ぐせがあります。「これを食べると太るのよね」と。すると、からだはちゃんとそのように反応して太るんです。「人生、思うようにならないよね」と言う人は見事に思うようになりませんね。「ありがとう」を口ぐせにしている人は、感謝に満ちた人生になります。口ぐせ、これだって大事な生活習慣です。だったら病気の方は「よくなる、よくなる、きっとよくなる、ぐんぐんよくなる」という言葉を口ぐせにすることです。

参考図書;
佐藤富雄:あなたが変わる口ぐせの魔術:かんき出版,2002.
昇幹夫:笑って長生き:大月出版,2006.

2018.11.23
<禅語> 明珠在掌

 明珠在掌(みょうじゅ(めいしゅ)たなごころにあり)『碧巌録』

 「今あなたに10億円差し上げましょう。ただし、あなたの心臓と交換ですよ」と言われて、あなたは喜んで応じますか。
 応じませんよね。
 気づきましたか、あなたはすでに10億円以上の幸せをつかんでいるんですよ。

*明珠;計りきれないほどの価値ある宝

参考図書;
渡會正純/石飛博光/杉谷みどり:ほっとする禅語70:二玄社,2003.
有馬頼底:茶席の禅語ハンドブック:里文出版,2008.

2018.11.21
<癒し> 井の中の蛙、大海を知らないほうがいい

 世の中には、知らないほうが幸せなこともある。

 内田百閒は、いい酒を送ってこられると「うまい酒は結構なことだが、いつも飲んでいる酒が飲めなくなってしまう」と言って迷惑がった。
 彼のいうところのごちそうとは、常用に値する味、すなわち毎日、食べ続けられる味のこと。食の神髄とは、山海の珍味にあるのではなく、毎日食べても飽きない物にある。
 毎日会っても飽きない存在になりたいものですね。

*内田百閒;三島由紀夫をして「現代随一の文章家」と言わしめた作家・随筆家。夏目漱石のもとで、その文才をみがき、未だにその文章が多くの人の手本とされている。美食家・酒豪としても有名。

参考図書;いきいき3分間トーク:新日本保険新聞社,1992.

 「考えて見給え、君と僕がこの点に於て何方(どっち)が窮屈で、何方が自由だか。何方が幸福で、何方が束縛を余計感じているか。何方が太平で何方が動揺しているか」

引用図書;夏目漱石:明暗:新潮文庫.

2018.11.19
<ユーモア> スピード違反

警官:「20キロオーバーだよ。免許証出して」

若者:「ちょっとお、勘弁してくださいよ。スピード違反の車なんていっぱいいるのに、なんで俺だけ捕まるんすか?
 不公平じゃないですか。ほら、今だってスピード違反してる車はたくさん通ってますよ」

警官:「あなたね、釣りをする人が、川にいる魚を全部釣ろうとしてると思う?
 運の悪い魚が少々釣れれば、それで十分」

出典;net-ジョーク・小咄集9

2018.11.16
<漢字> 掌(たなごころ)

 掌とは手の平のことで、もともとは「手の心」だったそうです。
 手と心には、深い結びつきがあります。
 手と手を握り合えば、心が通じたような気がします。
 緊張しているときは、手に汗をかきます。
 怒りに震えるときは、手をぎゅっと握りしめていることでしょう。

 もっと、手の心に敏感になれば、自分のこころや人の心も、わかりやすくなるかもしれませんね。

引用図書;山下景子:美人の日本語:幻冬舎,2005.

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