2020.02.29
<故事・ことわざ> 邯鄲(かんたん)の歩み -荘子-

 中国の北のほう燕(えん)の国の寿陵(じゅりょう)という田舎町に住む若者が、都会風の歩き方を学ぼうとして、当時の大国、趙(ちょう)の都、邯鄲(かんたん)へ行った。
 ところが歩き方をマスターする前に帰国しなければならなくなり、都会風の歩き方はまだできず、田舎風の歩き方はとっくに忘れたという始末で、とうとう故郷まではって帰った。

 自分のことも確立していないのに他のまねをしていると、本来の自分をも見失う。

 やたらに人真似ばかりすると、自分が本来持っていたものまで失って、結局すべてがだめになってしまうたとえ。

*荘子;BC369?-BC286?,中国の思想家

引用図書;
野村茂夫:老子・荘子:角川ソフィア文庫
ことわざ辞典:学研,2005.

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